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FF15/FFXV(ファイナルファンタジー15)プレイ日記

発売日:16/11/29

購入:PS4版デジタルプレミアムエディション

以下若干のネタバレ注意(発売前からかなりネタバレされてましたが)

ストーリー

星を覆う謎の病を浄化できるのは王子ノクティスだけである。
表向きは故郷を奪った帝国との戦い。次第に星の病にも話が転がっていき、星の神である6神の力を得てそれを浄化することが最大の目標となるが、本作はネット上でも言われている通り、謎と不明点が多すぎて想像するしかない部分だらけである。おもな不明点は以下の通り。

・謎の病の正体。シガイが放つ瘴気とされているがシガイの正体がよくわからない。
作中終盤、いろいろとヒントが転がっているが、もしかしたら作った側にもわかってない可能性も・・・
・イフリートがほかの神を裏切った理由とラスボスに加担している理由
・シヴァは帝国に討伐されて死んでいるがなぜ復活しているのか
・歴代の王の武器であるファントムソードは必要だが6神の必要性は具体的に描かれない。
・ラスボスがノクトと同じくファントムソードを持っている理由。おそらくほかにも王たちがいたのでその武器を集めてきたのか・・・

 

等々、ほかにも描かれていない部分はいろいろある。キャラについても終盤でほとんどが不要・用済み化し、最後のバトルにはまったく絡んでこない。最重要キャラともいえるヒロイン・ルナフレーナについても、FF7のエアリスと似た運命を辿るが、エアリスと違うのはアーデンが手を下さなくても力を使いすぎてすでに死は確定していた。そこでわざわざアーデンがルーナを傷つける展開に持っていく必要性。結果的に死因がアーデンによるものだと勘違いされてしまっているが、実際はなにもせず放置していても死んでいたし、直接的な死因は溺死のはずである。

個人的にもっと描いてほしかったのは、ノクトと、幼いころ彼と過ごしたルナフレーナ、この両者。ルーナのほうは「会いたい、触れたい気持ちがわたしの中にある」とシヴァに言っているが、そこに愛があるのかそれとも思い出補正が強いだけなのかがわからない。ノクトのほうはもっとわかりにくく、ルーナが命懸けで渡した指輪をピンチになったからといって仕方なくはめたり、ルーナが序盤で死んだと報じられたときも悲しむそぶりを見せなかった。ルーナの扱いがとにかくひどい。この指輪の話はどこのサイトをのぞいても書かれているのではないだろうか。覚悟を決めて指輪をはめなかった、という点が、ルーナに対する気持ちの薄さと取られている。

最後は命を捨てる覚悟を見せるノクトだが展開上あまりに悲劇である。なにせ母国であるルシス王国が迫害したラスボス・アーデンは、もともと人々を救う過程で身を汚してしまったため王国から葬られた存在。そのアーデンが王国を滅ぼそうと復讐するのは当たり前で、その尻拭いのためにノクトは命を捨てなければいけないという・・・おそらく、アーデンに感情移入したしまった人も多いのではないだろうか。そう考えると、アーデンに味方したイフリートは同情から味方したのか、それとも自身も6神や人間から阻害の対象とされてきたのか・・・いいね、こう想像できる部分があるのは。わたしはこういうストーリー好きなほうです。

​オープンワールド

オープンワールド。レガリアという車で移動。自動運転、手動運転が選べる。
車で移動中、イベントが発生したり、キャンプをしたりする。長時間移動のときはトイレにも行けるし、ありがたい。
経験値はキャンプや宿泊によって精算され、レベルアップする。キャンプではイグニスより食事が提供され、選んだ食事内容によってステータスが一時的にアップする。その他、ノクトには釣り、プロンプトには戦闘中でも写真撮影が可能、といった遊び要素が増え、これらの要素はプレイヤーには大歓迎されている。途中から、チョコボをレンタルして乗って移動できる。見えない壁など、不満点はプレイヤーのなかに多少あるようだがストレスになるほどではない。サブクエストは過剰なほど多いが、これらをこなしてから終盤に向かったほうがいろいろ世界観を理解できるので、クリアを急ぐと楽しめないかもしれない。

戦闘システム

敵は基本的にフィールドにいるか、突然湧く。例外を除いて、いつでも離脱可能なので初心者にはありがたい。ノクトは剣、ムードメーカーのプロンプトは銃、軍師イグニスは槍、グラディオラスは大剣で攻撃特化。魔法は王子しか使えないが、擬似的にほかの3人も装備できる。ノクト以外の3キャラとも3段階のノクトとの連携攻撃が用意されている。代表的なところでは、イグニスはノクトに属性付与、プロンプトは写真撮影、グラディオは重い一撃。強敵に勝つにはこの連携攻撃の適切な選択が必要になってくる。魔法はフレンドリーファイアがONとなっているため、狭いダンジョンなどで使用すると味方が攻撃すらできない悲惨な状況となる。DLCでOFFにできるアクセサリーが追加されている。RPGによくあるスキルシステムについては省略する。召喚獣を入手後、召喚される神やタイミングは、条件があるとされているがほぼランダムと見られる。一度召喚するとしばらく使えない。

​結局おもしろい?

PS4ソフトとしてはグラフィックも高画質だし迫力もある。ストーリーも好きだし、どうしようもない悲劇的な展開だがラストシーンで救われた感はある。ただ驚きといえるほどの要素は全体を通してなかった。しかし、今後マルチプレイが決定おしており、それ次第では長期的に生き残れるタイトルかもしれない。レベルアップによって敵が弱く感じるので、マルチプレイでは倒せる気がしないほどの強敵を期待したい。

いろいろ言われているノクトだが、頼りない王子、そのくせ自信家、めんどくさがりや、ややスリムな体型で貧弱と味方から言われる、といった反面、動物には優しく、他人の頼みごとは聞く、朝が弱く早起きには抵抗する、など可愛い性格も持ち合わせている。小動物のような顔つきも好き。

​1月にはカーニバルイベントがあるとのこと。DLCのホリディパックをダウンロードすれば、これに参加できるモグチョコカーニバルチケットが入手できる。無料版パックでもついてくる。イベントの詳細は不明だがお祭りのようだ。これがマルチなら、PSHOMEみたいに遊べるのだが。長期的には期待したいところ!

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